2017年09月03日

短歌

■ふんどし

ふんどし締めて塩まいてソイヤサ!肌と肌ぶつけ合え男唄(ふんどしし/めてしおまいて/ソイヤサは/だとはだぶつけ/あえおとこうた)


ふんどしの俺とおまえ船に乗りゃ眼と眼で通じ合う男唄(ふんどしの/おれとおまえふ/ねにのりゃ/めとめでつうじ/あうおとこうた)




■亀

亀の上に亀の上に亀乗りし亀戸天神の亀の池(かめのうえ/にかめのうえに/かめのりし/かめいどてんじ/んのかめのいけ)




■タラレバ娘

自意識やモテテクよりもおまえの宇宙をみせろタラレバ娘(じいしきや/モテテクよりも/おまえのう/ちゅうをみせろ/たらればむすめ)




■朝

おそよう寝ぼすけさんもうお昼だよ妻真似たるおしゃまな娘(おそようね/ぼすけさんもう/おひるだよ/つままねたるお/しゃまなむすめ)


晴れた朝シミひとつなき白き肌きみはすりよせごはんたべよう(はれたあさ/しみひとつなき/しろきはだ/きみはすりよせ/ごはんたべよう)


朝日差すシミひとつなき君抱いて耳にささやくもう7時だよ(あさひさす/しみひとつなき/きみだいて/みみにささやく/もうしちじだよ)


寒い朝みそ汁飲んで温まる五臓六腑と古女房(さむいあさ/みそしるのんで/あたたまる/ごぞうろっぷと/ふるにょうぼう)




■桜

桜が散りたくないと我を張るか天皇陛下万歳万歳(さくらがち/りたくないとが/をはるかて/んのうへいかば/んざいばんざい)


桜は風に散りたくて咲くんだよと子にいう妻と夕轟(さくらはか/ぜにちりたくて/さくんだよ/とこにいうつま/とゆうとどろき


雨が弾くピアノに打たれ夢を見る桜の下きみのピルエット(あめがひく/ピアノにうたれ/ゆめをみる/さくらのしたき/みのピルエット)




■再会

雨上がり予期せぬ人と水溜り会えて嬉しい花いちもんめ(あめあがり/よきせぬひとと/みずたまり/あえてうれしい/はないちもんめ)




■ツイッター

死にたいとつぶやく君に生きろとはつぶやけなくてくちびるを食む(しにたいと/つぶやくきみに/いきろとは/つぶやけなくて/くちびるをはむ)




■旅立ち

バッキューンきみが乗ってる飛行機を指鉄砲で打ち抜いた朝(ばきゅーん/きみがのってる/ひこうきを/ゆびでっぽうで/うちぬいたあさ)




■抱きしめて

抱きしめて頭皮の匂い嗅ぐ母の幻を見る夏の夕立(だきしめて/とうひのにおい/かぐははの/まぼろしをみる/なつのゆうだつ)


抱きしめて頭皮の匂い嗅ぐ癖の我が妻の胸埋もれる光(だきしめて/とうひのにおい/かぐくせの/わがつまのむね/うもれるひかり)




■病室

がんであることが私のすべてじゃない妻のブログ第一章(がんである/ことがわたしの/すべてじゃ/ないつまのブロ/グだいっしょう)


UFOに連れ去られてたと遅刻した夫の笑い声高らか(ゆうほうに/つれさられてた/とちこくし/たおっとのわら/いごえたからか)


友人がつくってくれた帽子よろこんで我に被す病妻 (ゆうじんが/つくってくれた/ぼうしよろ/こんでわれにか/ぶすびょうさい)


風の窓辺見舞いの人もなく過ぎて木立の影揺れる陽だまり(かぜのまど/べみまいのひと/もなくすぎ/てこだちのかげ/ゆれるひだまり)


病床の窓辺本を読み木立に留まる鳥を待つ陽だまり (びょうしょ/うのまどべほん/をよみこだ/ちにとまるとり/をまつひだまり)


面会のいつもの時間5分すぎ窓を打つ雨木を揺らす風 (めんかいの/いつものじかん/ごふんすぎ/まどをうつあめ/きをゆらすかぜ)


大雨の午後 夫が面会に来る前にひいた紅 桜色 (おおあめの/ごごおっとがめ/んかいにく/るまえにひいた/べにさくらいろ


きみの明るさが辛い時もある病室の窓に月半分(きみのあか/るさがつらいと/きもあるび/ょうしつのまど/につきはんぶん)


気休めはいい早く治してくれ夫の激怒に医師は答えず(きやすめは/いいはやくなお/してくれお/っとのげきどに/いしはこたえず)


やすやすと死んでたまるもんですか妻の余命宣告ゆうに過ぎ(やすやすと/しんでたまるも/んですかつ/まのよめいせん/こくゆうにすぎ)



■介護

寝たきりのちんこの裏に垢溜めて唯我独尊誕生仏(ねたきりの/ちんこのうらに/あかためて/ゆいがどくそん/たんじょうぶつ)

清拭の絞るタオルの滴れる湯桶に浮かぶ垢の湯の華(せいそうの/しぼるたおるの/したたれる/ゆぶねにうかぶ/あかのゆのはな)



■秋

花冠空水青光風わたしはあそぶブランコに乗り(はなかんむ/りそらみずあお/ひかりかぜ/わたしはあそぶ/ぶらんこにのり)


秋の雲太陽やわらかな午後わたしは風の通り道になる(あきのくも/たいようやわら/かなこごわ/たしはかぜのと/おりみちになる)


木立の黒赤黄色散る葉の匂い好きなのです秋の公園(こだちのく/ろあかきいろち/るはのにお/いすきなのです/あきのこうえん)




■夕

気の利いた文句のひとつ言えなくてきみに似た雲探す夕暮れ(きのきいた/もんくのひとつ/いえなくて/きみににたくも/さがすゆうぐれ)




■孤独

独居老母の一日つけっぱなしのテレビBS映らない(どっきょろ/うぼのいちにち/つけっぱな/しのてれびびー/えすうつらない)


おかえりの声のない部屋冷たい布団でひとりごちるツイッター(おかえりの/こえのないへや/つめたいふ/とんでひとりご/ちるついったー)


置き去りのサッカーボール蹴飛ばした夜の公園みたいな孤独(おきざりの/サッカーボール/けとばした/よるのこうえん/みたいなこどく)




■月

オリオンの踵刺したる蠍座の毒に凍てつく紅の望月(オリオンの/かかとさしたる/さそりざの/どくにいてつく/べにのもちづき)



■死

見つめてきた死はやがて自分の死の灯火となるぞよくみておけ(みつめてき/たしはやがてじ/ぶんのしの/ともしびとなる/ぞよくみておけ)


死にゆく我を仔細みせることぞは最後の仕事よくみておけ(しにゆくわ/れをしさいみせ/ることぞ/さいごのしご/とよくみておけ)


人はみな死ねという事実が今日も我の横っ面ひっぱたく(ひとはみな/しぬというじじ/つがきょう/もわれのよこっ/つらひっぱたく)


はらはらと降る白雪に埋もれてく椿の如く死んで逝きたし(はらはらと/ふるしらゆきに/うもれてく/つばきのごとく/しんでゆきたし)




■神

おい神奇跡を起こしてみろさもなくばおまえをぶち殺してやる(おいかみき/せきをおこして/みろさもな/くばおまえをぶ/ちころしてやる)


神なんて信じてないくせに病気平癒を願う我は愚か(かみなんて/しんじてないく/せにびょう/きへいゆをねが/うわれはおろか)


神は死んだもう誰かがぶち殺した後だから随分昔に(かみはしん/だもうだれかが/ぶちころし/たあとだからず/いぶんむかしに)




■悲憤

被害者を叩く奴らも同じ目に遭いますようにと君は逝き(ひがいしゃ/をたたくやつら/もおなじめ/にあいますよう/にときみはゆき)




■ニーベルングの指輪

もし我がニーベルングの指輪手にしたら世界はその日で終わる(もしわれが/にーべるんぐの/ゆびわてに/したらせかいは/そのひでおわる)
posted by 駿喆咲道 at 13:38| 短歌 | 更新情報をチェックする






■恋愛にも新規顧客開拓にも使える出遭いの教科書
■著者
駿喆咲道@suntetusakudu

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1978年生まれ、東京都在住。「人間とは何か、私とは何か」をテーマに、実存と人間関係の悩みに光を注ぐことを使命にしています。尊敬する人は『夜と霧』の著者 V.E.フランクル(ロゴセラピー)です。

私は常に「道」を求めて開発改善に努めています。それゆえ記事の投稿後も何度も推敲を繰り返します。それにより読者に損害が生じることは恐らくありませんので御安心ください。

なお、毒舌、エスプリ、おやじギャグ、スラングなどを用いたり、テキトーな言葉遊びによって人を煙に巻くような話をすることがあります。下ネタを発することもあります。その旨、ご注意ください。


I produced this template on August 29,2017.


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