今夜は月9ドラマ「流れ星」が最終回を迎えますが、どんな結末を迎えるのか楽しみです。
■婚活■
ドラマ「流れ星」の隠しテーマは『結婚』ではないかと私は思うのですが、今朝の東京新聞6面に中国人の結婚観に関する記事がありました。婚姻家庭研究所などが約3万2000人の中国人の結婚観を調査したところ、男性の過半数は女性の容姿を、女性の7割は男性が持ち家かどうかを最大の条件にしていることがわかったそうです。また男性の6割が年収は関係ないと答えたのに対し、女性の6割は自らの収入の2倍以上の年収を男性に求めていました。さらに男性の46%が趣味の一致を上げたのに対し、女性の方は30%ほどだったそうです。
以上の結果から中国人は女性のほうが現実指向ということが言えそうです。中国の婚活では女性が出会ったばかりの男性にいきなり年収を聞いたりするという話も聞きましたが、日本ではどうでしょうか。最近、婚活が流行っているということで似たり寄ったりな気がします。昨今、日本では男性が全般的に結婚や恋愛に消極的になったため、女性が自ら積極的に動かないとチャンスを掴めないという背景がある模様です。
でもなぜ結婚したいのでしょうか?
それは幸せになれると思うからでしょう。
なぜ美人やイケメン、高給取りでなくてはいけないのでしょうか?
それは淡麗な容姿や豊かな財政が現在と未来の心と生活の安定を保証してくれると思うからでしょう。
だけど本当にそうでしょうか。
■ゆく河の流れは絶えずして■
たとえ年収が1000万円を超えていても、それは[只今]の話です。一年後には会社が倒産し、スッカラカンかもしれないし、本当は年収1000万円というのは嘘で借金1000万円かもしれない。あるいは事故に遭い、突然他界してしまったり、寝たきりになってしまうかもしれない。
諸行は無常です。変わらないものは何一つありません。これから未来がどうなるかなんて誰にも予測できないのに、なぜ[只今]の年収や容姿だけで未来の幸福まで予定できるのでしょうか?
イケメンの容姿も、スマートな体型も歳相応に変化し老化していきます。もし歳相応に老けていかない人がいたら、その人は病気か妖怪です。
今はラブラブなカップルも子供が生まれることで「パパ」「ママ」と呼び合うようになり男女の関係よりも家族関係が中心になって行きます。あるいは子供が生まれないことが、関係に軋轢を産み離婚してしまうことさえあるのです。
『愛ですら変化するのです』
■叶恭子と叶美香■
12月15日放送のフジテレビ「ホンマでっかTV」に出演した叶美香さんはカレシができないと嘆いていました。イイなぁと思う男性がいても、姉の恭子さんに誘惑されて奪われてしまうのだそうです(笑)。
二人とも甲乙付けがたい妖えんで怪しい姉妹ですが、ぶっ飛んだお姉さんよりシッカリ者の妹の方が一般的にはモテそうな気がします。なのになぜ美香さんはいつも恭子さんに出し抜かれてしまうのでしょうか。

美香さんの話を聞いていると「浮気をしない誠実な男性」でありさえすればイイと言うことですが、私にはこう聞こえました。
『容姿も内面も完璧である私は誠実な愛を持って貴方を愛します。ですから私の夫となる貴方も同じだけ誠実な愛を持って私を愛してください。』
こう問われたら男性は100%の誠実さを持って『私には不可能です』としか答えられません。
でも恭子さんに「何も考えず今を楽しみましょう」と誘われたら、男性は100%の歓喜を持って「それなら私には可能です」と応じることができます。
『人は可能なことしか可能ではないのです』
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■二分化する肉食系女子■
不可能な要求を突きつける結婚できない美香さんと、今だけを楽しむ欲望に忠実な、結婚に何の価値も見出していない恭子さん。どっちが幸せかと言えばそれは恭子さんでしょう。恭子さんはいつも満たされていますが、美香さんはいつも満たされていないからです。
ではカレシのいない女性はみんな『叶恭子化』すれば幸福になれるのでしょうか。でも、全ての女性が恭子さんのようなゴージャスな容姿をしているわけではありません。それにたとえ血の滲むような努力をしたり、エステや整形でお金をかけたりしも、限界はあります。時間もお金も基本的に有限です。
■ヤンママ、ギャルママに倣え■
ヤンキーやギャルの女性が、20歳前後で結婚もしくは計画性のない出産をすることが多いというのはメディアの刷り込みだと思いますが、知性や理性の発達していない若年者は性に対して早熟であるという傾向を示すデータは確かにあるようです。
知性や理性で物事の是非を判断しないのであれば、一体どうやって「決定」するのでしょうか。恐らくは五感(感覚)、本能、記憶(経験知)、思い込みetcだと思います。そのせいか恋の相手もヤンキーやギャル男です。
昨今は何でもグローバル化していますが、自然界では人間が特別手を加えなければ棲み分けが普通です。ヤンキーはヤンキー、ギャルはギャル、オタクはオタクetc、異種の存在を互いに意識して尊重して棲み分けをしていれば食糧難でもない限り異種間で戦闘は起きないと言えますが、悪政により大衆の憎悪や欲望が肥大化してしまった場合はアノミーによる破壊が待っています。
まぁそれは今回の趣旨からは脱線するので割愛しますが、ヤンママもギャルママも恭子さんのように[只今]を生きています。ただヤンママやギャルママが恭子さんと違うのは、避妊はしない(あるいは知識がない)SEXによる妊娠即結婚という流れ(思い込み)です。相手の男が堕胎を求めない限りは。
■結論 ―それを言っちゃオシマイよ― ■
あなたの年齢が10代から20代中頃までで、どうしても今すぐ結婚したいというのであれば、生活力のある定職についたヤンキーやギャル男を捕まえることが手っ取り早いと思います。例えば建築系の職人になるヤンキーの場合、パターンとして高校に行かないか行っても一年以内に中退して16~17歳から修行を始め、30歳前には独立する人が多いです。
独立したということは親の家業を継いだか、甲斐性がある男だということですから、よっぽど景気が悪化しないかぎりは定年まで勤め上げる人がほとんどでしょう。なので30歳前後の花嫁募集中の職人に目付けてみるのも手かと思います。
あなたが27、8歳の女性なら高校卒業から10年の節目を理由に同窓会を開いて、10代から20代中頃の女性と同様に、もうすぐ独立しそうな建築系の同窓男子を物色してみるのもいいと思います。
あるいは自衛隊員もいいのではないでしょうか。

男性自衛隊員との出会いと結婚【自衛隊プレミアムクラブ】

あなたがこれまでに医者や弁護士と出会えていないとするならこれからも出会える可能性は低いです。残念なことですが恋愛や結婚は釣り合いの取れる相手としか成り立ちません。たとえば几帳面な男性は几帳面ではない女性を受付ません。男らしい女性は男らしくない男性には虫唾が走ります。イライラさせられる相手に恋愛感情を抱かないのは当たり前ですよね。
釣り合いとはそうした性格のことだけではなくて「生活レベル」をその意味に含んでいます。あなたの部屋を見渡してみてください。あなたの部屋は医者や弁護士を連れ込むのに申し分ない部屋でしょうか。あなたの着ている服や下着はどこで買いましたか?食器や家具は?どれだけ片付いていますか?掃除は行き届いていますか?
シンデレラストリーや白馬の王子さま幻想はあなたを出会いから遠ざけます。今すぐ捨ててください。その代わり自分の部屋で同棲してても違和感のない男性を思い描きましょう。あなたが節約が好きならギャンブルをしない散財しない男性がいいでしょうし、料理が下手なら、質より量の味音痴な男性のほうがバランスがいいはずです。
どんな男性なら自分と釣り合いが取れるのかは自分がどんな人間かわかっていないといけません。まずは自分の性格と生活を知ってください。とはいっても「わたしってどんな人?」というのは自分では本当はわからないものです。見た目や体重は物理的に測定できるので誰にでも確認可能です。けれど、自分の性格を自分で知ろうとすることは自分の目を自分の目で見ようとするようなものですから。
そういうときは鏡が必要です。お友達同士、姉妹同士、女子会を開いて忌憚なく指摘し合うのがいいでしょう。
それではいよいよ30代以上のあなたの出番です(笑)。20代のころと違って痛いほど現実がわかっているあなたですが、残された道はかなり限られてきます。例えば、月九ドラマ『流れ星』の健吾と梨沙のような偽装結婚です(失礼)。
あるいは、あなたに子供を養うだけの収入があり、子どもだけが欲しいのなら、ニートでもヒキコモリでもホームレスでもジジイでも何でもいいと思います(もっと失礼)。金を渡せば拒まれることはヨッポドでもない限りないと思いますよ...たぶん。
ようするに『結婚=愛=幸福』という幻想を捨てさえすれば今すぐにでも結婚はできます。あなたが自分の好みを横において手段や相手を選ばず行動すれば。
※追伸
それでも『幸せな結婚』がしたいというあなたは、以上のようなふざけた屁理屈では決して御満足して戴けなかったことと思います。そもそも今すぐ結婚なんて大袈裟すぎですね(反省)。なので「流れ星 ~セレンディピディで出遭う~」で、どうしたら良い人に巡り遭えるのかについて本気と書いてマジで語りたいと思います。引き続き御覧ください。
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